就業規則、雇用契約書等の重要性(2015年7月17日)
「就業規則」「雇用契約書」の重要性です。
何かあった時の労働基準監督署や裁判等での判断は
- 就業規則はどのように記載されているか?
- 雇用契約書ではどう記載されているか?
からスタートです。
それがなければ、何も始まりません。
法律では、労働条件は書面にて従業員に通知することとなっていますが、
雇用契約書がきちんと交付されていない会社が多く見られます。
そのために従業員側もどうなっているかよくわからず、
またしっかり労働条件が明示されていないために
双方誤解がおきたりして、トラブルに発展するのです。
就業規則も同じことです。
何もなく平和に仕事をしている時は
まだよいのかもしれません。
何か労使間でのトラブルが起きてしまった時には、
多くが就業規則や雇用契約書の内容によって判断していくために、
特に会社側は、根拠がないことによってかなり不利になってしまいます。
「口頭で説明してあるから…」ということをよく言われますが、
トラブルが起きた時には、口頭での約束は「言った、言わない」となり
ほぼ役に立たないと思った方がよいです。
「書面の大切さ」というのを、日々実感しています。
ただ…社労士という立場で、弁護士とはまた違う立ち位置で
従業員のモチベーションを下げてしまうような厳しすぎる内容も
どうかな?
でも最近は考えられないようないろいろな従業員もいるしな~
ケースバイケースなのかな?などと思っています。