厚生年金保険料の改定(平成23年9月分より)(2011年8月8日)
平成23年9月分(10月末引き落とし)からの
厚生年金保険の保険料率が改定されます。
(給与の控除は一般的には10月支払給与からになります)
一般被保険者の方の保険料率は
16.058%(現行)→ 16.412%(改定後)となり、
0.354%の上昇です。
例えば、給料が30万円の方であれば
【現行の保険料】 30万円×16.058%=48,174円(毎月)
48,174円を本人と事業主で折半しますので、
毎月24,087円を本人と事業主が
それぞれ支払っているということです。
【改定後の保険料】 30万円×16.412%=49,236円(毎月)
49,236円を本人と事業主で折半しますので、
毎月24,618円を本人と事業主が
それぞれ支払っているということです。
現行と改定後を比較すると
本人と事業主それぞれが毎月531円ずつ、
年間6,372円ずつの負担増になります。
厚生年金の保険料率は毎年引き上げられ、
平成29年9月以降は、18.3%に固定されることになっています。
つまり平成29年9月には給料やボーナスの9%以上が
厚生年金保険料として控除されてしまいます…。
これと同じだけの負担が事業主にもかかるので、
事業主にとっても大変な話です。
給与計算をされている方は、
算定基礎届による標準報酬月額が適用されるのも
9月分(10月末引き落とし)からになりますので、
その月の給与計算の際にはよく確認して下さい。
※坑内員・船員被保険者の方や、厚生年金基金に加入している方の
保険料率は上記とは異なりますので、
詳細は日本年金機構のホームページをご覧下さい。
(http://www.nenkin.go.jp/main/employer/index6.html)