ねんきん定期便が4月から送付スタート(2010年3月25日)
ねんきん定期便」の送付が、4月からスタートします。
これまでの加入期間や保険料納付実績などの年金記録が、
これによって、定期的に確認できます。
「ねんきん定期便」は、国民年金・厚生年金の被保険者に
毎年「誕生月」に、被保険者に直接届きます。
お手元に届いたら加入記録を確認して、
もれや間違いがある場合は、
同封の「年金加入記録回答票」に記入をして返送する必要があります。
その「年金加入記録回答票」には、
「白色」と「水色」の2種類があります。
白色 → 「もれや間違いがあった場合のみ」回答
水色 → 「もれや間違いのあるなしに関わらず」回答
水色の回答票は、
「ねんきん特別便に回答していない方」や
「年金の請求時期が近づいた方」
に送られてきます。
ねんきん定期便には、以下の事が書かれています。
- 加入期間
「作成日時点」での情報です。
- 保険料累計額
被保険者が納めてきた国民年金保険料や
被保険者が負担した厚生年金保険料の累計額です。
(こんなに納めたんだって、びっくりしそうですね!)
- 年金見込額
a.50歳未満の被保険者
これまでの加入実績に応じて計算したものです。
「作成日時点での話」であり、「将来うけられる年金額」ではありません。
今後も加入し続けることで、受けられる年金額は増えていきます。
b.50歳以上の被保険者
「現在の制度に加入し続けた場合」
(厚生年金の方は、現在の給与等が続くと仮定して)
の年金額が表示されます。
- 年金加入履歴
これまで加入してきた制度や、被保険者資格の取得日・喪失日、
加入月数などについて表示されています。
「表示よりも前の期間に加入歴はないか」
「空白の期間に加入歴はないか」などを確認しましょう。
- 厚生年金の標準報酬月額と保険料納付額の月別状況
「これまでの実際の報酬と、 表示されている標準報酬月額、
標準賞与額が大幅に相違していないか」を確認しましょう。
平成15年4月から、賞与からも保険料を納めています。
- 国民年金保険料の納付状況
第1号被保険者期間中の保険料納付状況や
第3号被保険者だった期間が表示されます。
免除月の納付状況や、納付月数の内訳が表示されています。
内容に誤りがないか確認しましょう。
年金問題が大きな社会現象となってしまったのは、
今までは、自ら社会保険事務所(現、年金事務所)等で調べない限り、
自分の年金の加入状況等を知る機会がなかったことが、大きな原因です。
これからは、このような年金のデータが定期的にくるのですから、
めんどくさがることなく、届いたらきちんと確認をして、
間違いがあれば、早めに解決するようにしましょう。
(今回の、この記事も長くて読むのが大変ですが、これでも簡単にまとめたのです! 自分を守るため、こういう知識は最低限頭にいれておきましょう)