行政書士廃業の決心(2010年3月20日)
あまり知られていないのですが…
私は、社会保険労務士だけでなく、
「行政書士」を兼業しています。
社労士開業の2年後、平成8年8月からですので14年目。
結構長くやっていました。
私が合格した平成6年も、合格率4.5%でしたし、
社労士試験と行政書士試験は、甲乙つけがたいぐらいの
難しい試験です。
私も、3回目か4回目か
…自分でもはっきり覚えてないぐらい落ちて、
苦労して取った資格です。
将来、社労士+行政書士というダブルライセンスを持っていたら
強いだろうというのが、チャレンジをした理由でした。
でも、私の場合「社労士」の開業が先だったからなのか
それとも、たまたま「社労士」の仕事が先に軌道に乗ったからか
自分でも、営業努力を全くしてきませんでしたし、
行政書士の仕事は、結局最後まで成功できませんでした。
ダブルライセンスは悪いとは思いませんが、
結局、どちらかに傾いてしまうんですよね。
ただ、どっちに傾くかは、やってみないとわかりません。
自分が好きな方に…自分に向いている方に自然に決まるので、
どっちにするかなんて、決めなくても大丈夫なんです。
社労士と行政書士なら、社労士の方がいいなんて思いません。
一長一短です。
どちらが儲かるとかもありません。その人によります。
ただ、私は社労士に向いていたし、
「社労士の仕事に使命があった」ということだったのでしょう。
行政書士と名刺に書いてあれば、はくもつきますし、
また、長くやっていたので思い入れもありますから、
「廃業」については、何年も悩み続けました。
6年前、事務所兼自宅を建築して、
看板をたてる時、一度真剣に考えました。
その時は、やめる決心がつかなかったのです。
それからも、何度も何度も考えましたが、
30万円だか、50万円だか忘れましたが、
結構高かった今風のおしゃれな看板に、「行政書士」と書いてしまい、
それが一番のネックだったのです。
また、看板を作り直すのは痛いなぁ~と思っていたら、
文字はシールみたいなのが貼ってあるだけで、
数万円で文字を変えられることがわかり、
3月末での「行政書士、廃業」の決意しました。
(理由がくだらなすぎですか?笑)
今まで「社会保険労務士」「行政書士」と2行になっていたところが
「社会保険労務士」と2倍の大きさの文字になります。
なおさら「社労士」としてがんばっていかなければと、
気が引き締まる思いです。
(看板だけでなく、社判、封筒、名刺その他いろいろ変更の必要が
あることに後で気がつきました。大変そう)