社会保険労務士の仕事って(2008年5月26日)
社会保険労務士の仕事って最近思うのですが、「何でこんなに細かいのだろう。」「精神的にきついのだろう。」
5年、10年前には「税理士さんはお金のことだから大変ですよね。それに比べたら社労士は気持ち的にはラクですよ。」なんて言っていました。
そんな時代だったのか?それとも私がそれなりの仕事しかしていなかったのか?
給与計算は間違いは許されず、人数が多く複雑な会社などは、本当に神経をすり減らして仕事をしている感じですし、労使トラブル(従業員からの訴え、解雇等)は明らかに増え続けていて、こちらのアドバイスをひとつ間違えると、とんでもない方向に進んでしまいます。
でも、法律的な部分だけでは、とてもアドバイスできず、会社の考え方、その従業員の性格なども加味して考えていく必要があります。
でも、私の想像しない方向に進んでいってしまうこともあり、軌道修正しながら、進んでいくしかない。
社会保険労務士の仕事には、答えのない仕事がひじょうに多いのです。言い換えれば、腕の見せ所も多いともいえます。
好き嫌いが分かれる仕事だと思います。
私は家庭も子供もいますが、「両立」をしているかしていないかともかく「両立」という言葉は、私の頭の中にありません。一日一日を無事終えるので精一杯です。
時間的にも、精神的にも片手間では絶対できない仕事だとつくづく思います。特に精神的に大変な仕事です。
一日終わると「今日の戦いは終わった。でも戦いは永遠に続く。」という感じでぐったりしています。
でも、社会保険労務士はとても重要視されてきました。会社にも、他士業の先生方にも。
- 年金の問題
- 労使トラブルの問題
- 手続き関係の複雑、煩雑さの問題
大変ではありますが、ますますおもしろくやりがいがある魅力的な的仕事となった社会保険労務士の仕事です。
でも、逆に必要とされる社労士、必要とされない社労士その差も大きくなっているようにも感じます。厳しい時代をがんばって生き抜かなければと思います。
同業者はライバルではなくて、大切な仲間です。同じ仲間と切磋琢磨していきたいです。
もし、仲間に対して私が力になれることがあれば、出し惜しみなくして差し上げることが、私のためでもあるのです。
ひとりの力では、ムリですし、仲間のおかけで、自分の力ややる気が何倍にもなりますね。