後期高齢者医療制度その1(2008年3月17日)
4月より「後期高齢者医療制度」がスタートします。とても大きな医療制度の改正ですが、なかなか理解しにくいですね。
現在医療保険には
- 健康保険
- 国民健康保険
- 共済組合
- 船員保険
という4つの制度があり、いずれかに加入している訳ですが、今回5つ目の「後期高齢者医療制度」ができるのです。
この後期高齢者医療制度の対象となるのは、
- 75歳以上の方(自動的に)
- 65歳~74歳以上で一定の障害の状態にある方(認定が必要です)
今まで、健康保険等他、上記の4つの保険に加入していましたが、そこから「脱退」をして、後期高齢者医療制度に移行します。
保険者は都道府県内のすべての市区町村が加入する「後期高齢者医療広域連合」です。窓口は市区町村となります。
3月までは被保険者証(健保、国保等)+老人保健の受給者証 だったものが
4月からは、後期高齢者の被保険者証 一枚となります。
(老人保健というのは、医療保険とは別枠なんですよね。普通の被保険者証といっしょに持つものなのです。今まで、なかなかそれを理解してもらえなくて大変でした。)
負担割合は、現行の老人保健制度と同様1割負担です。但し、一定の収入、所得がある方は3割負担です。次回は保険料についてなどをご説明させていただきます。