自分の夢に向かって歩いていこう(2006年5月23日)
ある顧問先の社長の娘さんと昼食を、ごいっしょした時のこと…
「高校生の息子は、国立クラスというのに入っているので、勉強が大変なのです。」
教育熱心の方なので、いい大学を狙っているんだろうなと思ってお聞きしていました。
「何学部を希望しているのですか?」(大学名は聞きにくかったので。)
「初等教育なんです。小学校の先生になりたいそうなので。本当は 国立クラスなんていう能力ではないのですが、小学校の先生になるための学部は、私立には少なくて国立ばかりなんなので。その学部に入れれば、学校はこだわらないんですけどね。」
そのお話しをお聞きして、私はハッとしまいましたし、感動しました。そうなのですよね。将来何になりたいかという夢があって、それをかなえる為にはどう したらいいかって、学校や学部を選ぶのが本来の姿だと思うのです。
私も、小さい時は小学校の先生、もっと小さい時は看護婦さんになりたかったのだ…と思いだしました。
でも、だんだん大きくなって、そんな夢も忘れてしまい、学校は少しでも聞こえがいいところ、だから学部なんてどこでもいいから、少しでも入りやすい学部…と選んでいました。
将来なりたい仕事なんて考えもせず、一流企業に勤めること、そして社内結婚をすることが一番の幸せだと信じていました。バブル時代の典型的な考え方ですね。
私は、もう遅いかもしれませんが、子供にはその考えをしっかり教えていきたいと思いました。
いいえ、私だって、まだ遅くないかもしれませんね。人生で「今さら遅い。」なんてないはずですから。